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重体からの生還

3日ほど前、当直業務を行っていた。

天気は曇り

ほどよい温度。


いつものような当直業務が行われていた。


そんなときに救急要請の電話が鳴る


「子供の交通事故、○歳。遊んでいるところ車にひかれた。
 車が子供の体を乗り越えています。
 意識あり。応答可能。右鎖骨骨折の疑い、開放創あり。
 右大腿骨開放骨折を疑う所見あり。出血は圧迫止血中。
 受け入れ可能ですか?」


「○歳?受け入れよう!助けなければ!」

「手術室と麻酔科の先生に連絡しておいて。緊急手術の可能性あり。」

上司の言葉に反応し

わかる範囲のことを手術室や麻酔科に連絡する。

数分後、来院。。

呼吸は荒いが、バイタル血圧90代、SpO2 90%

呼びかけに関して容易に反応JCS1~2

全身状態を確認。


救急隊の連絡通り、骨折は明らか。

その上…

どうも車が胸の上を乗り越えた様子。。


肋骨骨折と肺挫傷を疑う所見を認める。

全身検索を行うと骨盤骨折あり。

エコー上、骨盤内出血を疑う所見はない。

腹部臓器の明らかな損傷は認めない。

しかし、胸腔内には出血を疑う所見を認める。

咄嗟に頭をよぎるのは「やばい!」という言葉。



親に今後のい話をする傍ら緊急手術の準備が進む。


手術を察したのか

「手術するの?ねえ?手術するの?怖い…」

弱々しい声で泣き出す。



「うん。大丈夫だから。寝ているうちに終わるからね。」


子供を慰めながら手術の準備が行われる。




手術開始。。



肋骨骨折はあるものの浮動性なく

ずれも軽度。


右の上肺野はおそらく肺挫傷による無気肺を疑う所見あるものの

血液ガス上は問題なし。

換気は良好。


肺挫傷の治療は現段階では出血のコントロールのみ。

一番ひどい右上肺野の切除も考慮しなければならないが

両肺野におよぶび漫性の肺挫傷。切除のリスクは高すぎる。



現段階では開放骨折の手術が優先される。



数時間の手術のすえ

一命は取り留める。



手術終了し、抜管を試みる。


人工呼吸器をはずすと

呼吸状態が安定しない。


抜管は危険と判断されICUへ入院。


胸腔内にトロッカーが挿入され、中心静脈カテーテルが挿入され、人工呼吸器、さらに末梢静脈に数本の点滴ライン。。。


人工呼吸器とラインが多いため眠らせている状態…


親がその姿を見て

大泣きする。

土下座をして、言葉にならない声で

「なんとかしてください。助けて下さい」と連呼する。

「やれることはやっています」とだけしかコメントできない。



骨折よりも肺挫傷の程度がひどい。


最初の評価以上に他の肺のダメージも強い。


人工呼吸器で肺をふくらませようとするが肺はふくらみにくい。



あまり強い圧をかけると


さらに肺にダメージを与えてしまう。。


状況はかなり厳しい。


研修医の僕と友人たちで、ほとんど寝ずの番。。


術後12時間後、急にSpO2が低下する。

100%だったのが1分後に90%、さらに1分後には80%

焦りながら気管支鏡の準備を指示し、

上司に連絡する。


上司も外来を急遽停止し急いで駆けつける。


上司が来るまでに

吸引を試みる。血餅が引けてくる


うっ…


吸えるだけ吸ってみる。。


その間にもSpO2は下がり出す。。SpO2 50%代…


やばい、やばいよ…


酸素を大量に投与し、吸引をしながら上司を待つ。


SpO2 60%から70%前後でうろつく。


血液ガスpCO2:48、pO2:46…


上司が到着し、すぐに気管支鏡で覗きながら吸引。

血餅を取り除く。


すると…その部分から再び出血が…




背筋に冷たいものが流れる。。。




息を飲む。




酸素を大量に投与しながら、対応すること15分。。


なんとかSpO2も100%へ回復する。。




しかし…低酸素状態は以外と長い。。




酸素不足に異常に弱い脳はやられたかもしれない。。




意識を落としている段階では脳の評価は難しい。。






それから辛い時間が流れる。




親は泣き叫び、放心状態になる。。





その後も、寝ず番が続く。


三日三晩まさに寝ずの番を行った。



そして、今日の朝を迎える。



バイタルも落ち着きだし、


人工呼吸器を使用中では何とか呼吸も安定する。。



そろそろ落ち着いているのではないかと


鎮静薬を減量する。。


自発呼吸もしっかりしている。




すると、突然、子供が目を覚ます。


うっすら目を開け


バタバタと動き出す。。




親は立ち上がり、大声で叫び出す「○○ちゃん!」


その声に反応し、


目を動かす。



「○○ちゃん!お母さんよ、わかる?」


親が近づき声をかける。



その子供が頷く。。。




感動のシーンに涙が流れる。

よかった、頑張って良かった。



脳も守れたのかもしれない…。



しかし、未だに余談は許さない状況。。



再び、鎮静薬の量をやや増やし、呼吸状態を整える。





上司から、


「やったな。余談は許さないけど、来週に備えて今日は休め。俺が見ておくから」


「わかりました。なんかあればすぐに電話して下さい」


「おう」


そして、久しぶりの帰宅。。


久しぶりのシャワーを浴びる。



気持ちは興奮気味で眠れない。


パソコンに向かい、2,3日のニュースをチェックする。



なんか、ちょっと安堵の空気を感じる。。



助けたいな~来週も頑張らなくっちゃ~
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【2007/05/20 18:52】 | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
<<研修医 違法バイト診療…千葉マリン球場で | ホーム | 医療を守る全国大会>>
コメント
お疲れさまでした
やっぱり・・・しばらく留守のようだったし、病院で缶詰に
なってる?
そうは思っていたのですが、予想以上に大変な状態でしたね。
お疲れさまでした。

子どもさん・・・このまま回復に向かってくれるといいですね。
小さな体で精一杯頑張っていると思います。

先生も・・・ひと踏ん張り頑張ってください。
どちらにも応援しています。
【2007/05/21 12:19】 URL | 伽羅 #ZhMoB7OE[ 編集] | page top↑
お疲れ様です☆
治療によって患者さんがどんどん変化し、回復していくのが目に見えてわかる救急は、やりがいがあるし、先生の自信につながるものだと思います。
私は、今はどんどん悪くなっていく患者さんをみているので、そんな話を聞くととてもうれしいです。


頑張ってくださいね!
【2007/05/21 18:33】 URL | あさ美 #-[ 編集] | page top↑
ありがとうございます。
子供ちゃん共々頑張っております。

ちょっと体力的なこともありしばらくは書き込み減りますが、温かく見守って下さい。
【2007/05/23 22:50】 URL | med4 #-[ 編集] | page top↑
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